おいらは「イケダ・ホメオパシー・ハヤト」を応援するよ

ちょっと前の話だが、イケダハヤトという御仁が、「ホメオパシー」を推奨したということで、大炎上してしまった。


池田勇人(通称:イケハヤ)は、数多くのブロガーの頂点に立つ「ブロブロガー」であり、まだ30歳前後なのに、(良いことも悪いことも含め)多くの人に注目されているのは立派なことだと私は思う。

私も、ブロガーとしてやっていくなら、イケダハヤト氏のブログで参考にするべきところはおおいにありそうだ。過去に小説など出版したこともあるけれど、文芸とブログだと全然違いそうで、やはりブログは「煽ってムーブメントを起こす」、というのが必要になってくるのだろうね。
得意な方法ではないが、少しずつイケダハヤト氏などを見ながらやっていきたいと思っている。

イケハヤの炎上ホメオパシーブログ

イケハヤ氏の炎上は、この記事が原因である。

www.ikedahayato.com

私はこれを見て、なぜかようにネットの人々が彼を叩くのか理解できなかった。
色々辿っていくうちに、イケハヤ氏が非常に嫌われているということがわかった。おそらく、そこらへんのブロガー(例えば私など)がまったく同じ記事を書いたとしても、歯牙にかけられないだろう。


まず、彼のブログのエクリチュールを見ると、ある程度の胡散臭さを感じとりながら、まっとうな距離感で「ホメオパシー」というものに接していることがわかる。

ホメオパシーって怪しいですよね。

自分の身体で試してみたいですが!あいにく蜂にもムカデにも刺されずに済んでおります。もし刺されたときはエイピス飲んでレポートしますので、どうぞお楽しみに。山で暮らしてれば、いつか刺されるだろうからなぁ……。


彼は、ホメオパシーが「効く」なんてことは一言も言っていないねえ。
そして、刺されたときに自分の身体で試すそうな……!
「ブロガー」には「アクション」が必要なのだと、彼を見ていて思わされる。


そして、金儲けのためにホメオパシーを紹介したわけでもなさそうである。
彼はたしかに「エイピス」のAmazonアフィリエイトリンクを貼っておられるが、ウェブライティング界隈でも働いていた私の経験からして、このようなものが買われても得られる収入は微々たるものである。

そもそも、彼のブログの書き方からして、日常を綴ったようにしか見えない。それを、どこから集まってきて、ワーワーと騒ぎ立てる輩の醜悪さと来たら……!

能力の点ではまったくイケダハヤト氏に敵わないくせして、みんなで集まって共通の人間を叩いて、偉そうな気になっているのだろうねえ。出る杭を叩く日本のイジメ文化は根深いのである。


イケハヤ炎上に加担する頭の悪い輩の醜悪さ

誤解のないよう言っておくと、私自身はまったくホメオパシー疑似科学を信じていないし、プラシーボ効果的なものも唾棄している。
ホメオパシーを信仰した親が子供を死なせてしまうという悲劇があったことも知っている。
しかし、イケハヤ氏のあのブログから、その積を彼に向けるのは、ほとんど筋が通らないように思える。彼は別に信じているわけでもないし、自分で試してみて結果を後で書くと言っているだけだか。しかも、あれはほとんど日常記事でしょう?

炎上に加担するような人達は、いつも何かに愚痴を言っているのだろう。行動する人をけなして、それが当たり前のものになっているから、自分たちのおかしさに気づいていないのかもしれない。
インターネットの界隈などに詳しくない人から見て、イケダハヤトと、ネット上でいつも批判の対象を探している人、どちらが「引く」かと言えば、それは後者である。

イケダハヤト氏は、彼より一回り年上の私から見て考えが足りないと思えるようなところはあるにしろ、しっかりと家庭を築き、いろんな人達に夢を与え続けている。
未来がどうなるわからない以上、彼のやっていることを虚業と批判することも私にはできない。
「プロブロガー」としての彼の本当の功績は、またこれから時間が経過した後に、明らかになるのかもしれない。

ホメオパシーが効かないとドヤ顔で言い張る輩は頭が悪い

最後にだが、私には研究者の友人が何人か居る。
彼に言わせれば、血液型占いを否定する人間は頭が悪いのだそうだ。たしかに、血液型占いには科学的な根拠がない。しかし、「科学的な根拠がない」と言った理由で何かを否定しようとするのは、まったく科学的な態度ではない。

血液型というはっきりと観測できる事象を目にしたら、人間が血液型に規定される部分はあるのか、それを調べるにはどうすればいいのか……先行研究に足りないところはないか……というのを考え続けるのが、一流の科学者なのだろう。
もちろん、血液型に関しては、優生学など、「理系」の科学とは異なる「歴史」が絡んでくるから、話はややこしくなってくる。


西洋医学は、原因を特定できるまで成分を分解することで成り立っている。一部の漢方などは、ほとんど確実に効き目があるとわかっているのだが、混沌のように混ぜ合わされたもののどこに効果があるのかは特定できない。そのために東洋医学は脇に追いやられているが、そうすることが正しいことなのかはわからない。


何らかの「知見」を躍起になって攻撃的に否定してしまうのは、頭のあまり良くない人が、知識を聞きかじって感銘を受けたときにやってしまいがちな行動だ。私はこれまでの人生の中で、そういう人を多く見てきて、「学問」とされるものに纏わりつくあれこれが心底嫌になってしまった時期がある。
しかし、それもまた、今では懐かしい思い出の一つになってしまいそうなのだが……。




www.ikedahayato.com

「現代医療を否定!薬は一切飲まないし子どもにも与えない!」とか「すべてホメオパシーで治す!」みたいな話ではありません。何かあったら普通に病院にかかって薬飲みますよ、そりゃ。

というか、ぼくは実際にホメオパシーの「虫刺され用レメディ」を飲んで、人体実験をしようとしているわけですよ?
ネットの情報を鵜呑みにして仮想敵作っている連中よりも、よっぽど科学的ではないでしょうか。効くか効かないか、わからないんですから、試さないとね。


煽り文言を含んで書かれているとしても、こういう態度こそが、真に科学的な作法だと私も思う。
少なくとも、思考停止でイケダハヤト氏を叩く連中よりもずっと、イケダハヤト氏は科学に対する知見が深そうだ。